PMS(月経前症候群)の症状と対策

PMSの症状とは

PMS(月経前症候群)は自覚のない女性も含めると7~8割の人が何らかの症状があるといわれています。

その症状は心理的トラブル、身体的トラブルと症状の種類はたくさんあります。そして同時に複数の症状が現れるなど症状の強さも個人差が大きいものです。

PMSはそもそも女性が出産のためになくてはならない重要な働きであり、PMS自体は悪いことではありません。

PMSは自分の生活環境やストレスなどで症状が強くなることもあります。逆に言えば生活環境を整えたり、ストレスを溜めない工夫をするだけで症状を和らげることもできるのです。

また、この症状がPMSによるものだと自覚するだけで心構えもでき、症状に対する対処もきちんとできます。

では具体的な症状と対策についてご紹介していきましょう。

身体的トラブルの症状と対策

頭痛

頭痛には主に緊張性の頭痛偏頭痛がありますが、PMSの場合、両方起こる可能性があります。

緊張性の頭痛は、ホルモンバランスの乱れにより、自律神経系が乱れ、脳の血管が収縮して血流が悪くなることで起こります。市販の鎮痛剤を飲むかリラックスして自律神経を休めることで改善します。

偏頭痛はセロトニンが減少することで脳の血管が拡張して頭痛が起こります。セロトニンが原因の片頭痛の場合は、市販の鎮痛剤は効きません。頭部を冷やすことで痛みが緩和します。お薬が必要な場合は、受診して片頭痛用のお薬を処方してもらう必要があります。
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肩こり

自律神経の乱れに、乳酸などの毒素が溜まって起こる血流障害(お血)が起こり、肩こりが起こります。

お血は血液の流れを阻害し、炎症を発生させることもあるのでさまざまな症状を起こす原因になります。

お風呂にゆっくり入って心身をリラックスさせたり、肩をまわす、腕をまわすなどして血行をよくするようにしましょう。

漢方薬は、お血を改善する駆お血剤の桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などを使用します。

腰痛・下腹部痛

排卵後の体は生理に備えてたくさんの血液を子宮に送ります。そのため、骨盤内に血液が充満し、血流障害、いわゆるお血の状態となります。そのため、子宮が重たくなり、腰や、下腹部が痛くなるのです。

マッサージをする、温める、など血行を良くすることで改善します。

漢方薬は、お血を改善する駆お血剤の桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などを使用します。

便秘・下痢

生理前になるとお通じが悪くなる、または生理になると下痢をするということはありませんか?

生理前はプロゲステロンが、腸管内の水分を体内に溜め込むため、便が硬くなります。また、ぜんどう運動を抑制するので腸の働きが低下し、便秘になると考えられています。

他にも交感神経と副交感神経のバランスが乱れることも便秘と下痢の要因とされています。

副交感神経が優位になるようにお風呂に入るなどしてリラックスし、自律神経を休めると良いでしょう。

漢方では腹痛や排便異常を改善する桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)などを使用します。

胸が張る

胸が張って、かゆみを感じたり、ブラジャーをつけているのが気持ち悪くなったり、胸のサイズが大きくなったりします。

ブラジャーは胸を締め付けないものにします。また、症状がひどい場合はピルを用いて女性ホルモンの分泌を抑えます。

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むくみ

生理が始まると、体から大量の血液が失われるので、プロゲステロンが生理に備えてたくさん水分を蓄えておこうとし、むくみが生じます。

そのため、身体が重たくなったり、靴がきつくなったり、体重も増加します。

むくみは放っておくと水分と脂肪が絡みついて、セルライトの原因にもなるので注意が必要です。

ストレッチやマッサージなどで血行をよくしたり、軽い運動をして水分の代謝をよくすることです。

また、カリウムやカルシウムは水分を排出するのに必要な栄養素なので積極的に取り入れましょう。

漢方は、利尿作用のある当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)などを使用します。

冷え性

手足や下腹部の冷えがひどくなる症状です。

これは自律神経系が乱れたり、血行不良によって血液が普段より鈍くなるからと考えられています。

心身をリラックスさせ、ストレッチなどで血行を良くしましょう。

漢方は温経湯(ウンケイトウ)などを使用します。

肌荒れ・にきび

プロゲステロンは皮脂の分泌を活発にするため、肌の調子が悪くなり、ニキビができやすくなります。

シミ、クマ、毛穴の開きや黒ズミなどマイナートラブルに見舞われます。

これは、肌が子宮を守るために老廃物を外に出そうとすることから起こる症状だと考えられています。

漢方薬は桂枝茯苓丸かヨクイニンを使用します。

疲れやすい・だるい

ホルモンの乱れにより、交感神経、副交感神経の切り替えがうまくいかず、交感神経が優位な状態になってしまうために、疲れやすい、疲れが取れなくてだるいなどの症状が出ます。

交感神経から、副交感神経にスイッチを切り替えられるように、就寝一時間前から間接照明にして薄暗くしたり、ぬるめのお湯にゆっくり入ったり、音楽を聴いたりしてリラックスしましょう。

めまいがする

ホルモンのバランスが崩れ、自律神経が乱れることで起こると考えられます。

回転性のものと船酔いのようなようなものの2種類があり、吐き気をともなうことも多いです。

有酸素運動が効果的です。ウォーキングやジョギング、スイミングなど軽く汗ばむような運動で自律神経を整えましょう。

睡眠をしっかりとり、生活リズムも整えましょう。漢方薬は利尿作用がある当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)を使用します。
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のぼせる・ほてる

プロゲステロンにより血管が拡張し、体温が高くなることでのぼせます。

また、ほてりは血流障害(お血)が原因です。たくさんの血液が流れる首を冷やすと効果的に体温が下がります。

漢方薬は加味逍遙散(カミショウヨウサン)を使用します。

まとめ

PMSの様々な症状をご紹介しました。

このような症状は他の病気の症状である場合があります。

うつ病・・ストレスの影響で脳内のセロトニンが不足し、起こります。

慢性疲労症候群・・強度の疲労が長期間続き、頭痛や微熱、睡眠障害、思考力の低下などの症状が出ます。

バセドウ病・・免疫の異常によって甲状腺の機能が高まりすぎる病気です。イライラ、動悸、体温低下、発汗、身体がだるい、食欲増進、情緒不安定、不眠などの症状があります。

甲状腺機能低下症・・甲状腺ホルモンの不足が原因で、甲状腺の機能が低下する病気です。40代、50代の女性に多い病気です。

このような病気の可能性もありますので、症状が強いと感じたら、病院で受診しましょう。

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